Substackからのメール送信の際に不具合があったので再送いたします。内容は、先ほど送信したものと同じです。
夜寝る前のルーティーンとして、Netflixなどでドラマシリーズを観たりSNSをぼーっと眺めることが多かったのですが、最近は夜の10時以降はスマホはおやすみモードにして、ベッドで読書をする事が増えてきました。インターネットでブワーーっと情報を摂取する時間も嫌いではないけれど、でも同時に静かな部屋で作者の話をじっと聞き続ける、みたいなゆるやかな読書の時間もすごく必要なんだなと再確認するここ最近です。
そこで、今回は最近読んだ本たちをいくつかご紹介してみたいと思います!
『「女の痛み」はなぜ無視されるのか?』アヌシェイ・フセイン(著)
バングラディシュ出身で現在はアメリカに住む著者が、自身の出産時に死にかけたトラウマをきっかけに現代の医療に存在する女性差別そして人種差別について書いた本です。
ジェンダー・ペインギャップに関して私も以前ELLE JAPANで記事を書いたことがあります。
男性中心に発達してきた医学の世界において女性は、「感傷的で大げさ」「痛みに強い」「麻酔なしで出産の痛みに耐えられる」などなどの勝手なレッテルを貼られ、身体の不調の訴えを軽視されてきました。そしてそれはジェンダーのみならず、人種間でも差別が存在し、とりわけ有色人種の女性の身体は長いこと軽視されてきた歴史があるといいます。
それは現代でも続いていて、例えばアメリカでもイギリスでも、有色人女性の出産時の死亡率は白人女性よりも何倍も高かったりするそうです。